有名な北斗七星の柄杓の柄を伸ばしていくと明るい橙色の星にぶつかります.これはうしかい座のアークトゥルスです.アークトゥルスから曲線を伸ばすと青白く輝くおとめ座のスピカにたどりつきます.北斗七星からスピカまでを結ぶ曲線を春の大曲線と呼びます*1.
夏の空を流れる天の川の両岸に位置すること座のベガ,わし座のアルタイル,それに天の川を橋渡しするように翼を広げるはくちょう座のデネブを結ぶ三角形.ベガとアルタイルはそれぞれ七夕伝説に登場する織姫と彦星です.
秋の空の四つの星々が形成する四辺形.秋の四辺形は天馬ペガススの胴体となっています.そのためペガススの四辺形と呼ばれることもあります.また四辺形の頂点の一つであるアルフェラッツは,アンドロメダ銀河で有名なアンドロメダ座の頭となっています.
冬は明るい星々が夜空を彩ります.ぎょしゃ座のカペラ,おうし座のアルデバラン,オリオン座のリゲル,おおいぬ座のシリウス,
こいぬ座のプロキオン,ふたご座のポルックス・カストル*2を結んだ大きな六角形.冬のダイヤモンドとも呼ばれています.
*1さらに曲線を伸ばしてからす座までを春の大曲線とすることもあります.
*2カストルを除く場合もあります.